レジ袋5円

スーパーで牛乳とポップコーンとフランクフルトを買った。
レジ袋が別売りの店だったので、
「袋ください。」
と言うと店員が
「大きい袋と小さい袋どっちですか?」
と聞く。
大きい袋と小さい袋。
大きい袋、といってレジャーシートみたいなのが出てきたら困る。
かといって、小さい袋が巾着くらいだったら何も入らない。
というか、大きいか小さいかは店と店員のさじ加減だし、
こっちとしては牛乳とポップコーンとフランクフルトが入る袋を
勝手に選んでくれればそれでいいのだ。
「どっちでもいいんで下さい。」
店員は笑っている。笑うな。
371円払う。
レジャーシートか、小銭入れか、と思って待つと、
牛乳とポップコーンとフランクフルトを足してすこし
余裕を持たせたようなサイズ。
これが大きい袋なのか小さい袋なのか知らないが、
こっちを選ばない理由がない。
やればできるじゃないか店員。
私は店員の腕を見た。
む、色白のわりに腕毛が濃い。